損害の大きさを決める「時価」とは?

3区分の判断基準の時価とは?@

地震保険では、損害の大きさによって
全損、半損、一部損に区分され、
保険金の支払い金額が決定されます。

 

例えば、全損と認定されるには、基礎や柱などの
主要構造部分が、建物の「時価」の50%以上
損害を受けていなければなりません。

3区分の判断基準の時価とは?A

この判断の基準となる「時価」ですが、
これは、建物の地震保険契約時から
被災時までの老朽化を加味した
災時現在の価値のことを指しています。

具体的には?

原則として、火災保険は、
建物を再び建て直すことができる金額
(再調達価額)で契約します。

 

なので、例えば、
火災保険を2,000万円で契約したとすると、
地震保険はその50%にあたる
1,000万円で契約します。

 

その後年数を経過し、
地震の被害を受けたときの建物の時価が
1,500万円に下がっていた場合には、

 

主要構造部分が建物の時価である1,500万円の50%、
すなわち、750万円以上の損害で全損と認定されます。

 

そして、契約金額の100%の1,000万円の保険金が
支払われることになるのです。

保険会社が時価の評価を低く査定することはないの?

適切なメンテナンスを施し、
人が居住している状態であれば、
保険会社が時価を火災保険の再調達価額の
50%以下で評価するということはないようです。

 

なので、前述の例ですと、最低でも500万円
(1,000万円×50%)の損害があれば、
全損と認定されることになります。

 

なお、時価を基に損害額が決まるといっても、
支払われる保険金は事実上、
契約金額がベースになるといえます。

 

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